【実施報告】2月「オリジナルものつくり」

探見隊

2月の活動をレポートします!

1日目

2月の活動は、4月からの次の学年に備えて『お気に入りの道具(アイテム)を自作しよう』ということで、自然素材を使った工作をテーマに2日間すごしました。

まずは工作に使えそうな材料を探しに、冬の野島公園を散策しました。 隊長からは『落ち葉』と『小枝』というアドバイスが。 冬の野島公園は多くの木々が葉を落として枝だけになっていましたが、よくよく見ると桜の枝先に花芽が膨らみ始めたり、春の気配を感じることができました。

集めたものを運ぶためにバンダナを使いました。
早速走り出しちゃう隊員。
広い公園のどこから探し始めるかはグループの作戦次第。
海辺の公園らしく黒松が多いため、松ぼっくりは豊富です。
冬の公園は秋ほど落ち葉が多くない、とはいえ目を凝らすと色々見えてきます。
野島公園といえば自然の砂浜。貝殻は人気の材料です。
潮が引いていて、普段見えないところにも手が届きます。
春は昼間に干潟が広く出るようになります。 冬も終盤ですね。
この日はオールクリーン野島ビーチの日でもありました。
一度みんなで集めた材料を確認しました。
バンダナは広げればトレイ替わりにもなります。
足りないものを拾いに行くと途中で雨が。この後ずっと降っていました。
1月に続いて隊員カメラを導入。楽しそうなサポーターの様子をパチリ。

研修センターに入ってからは、集めた材料でものつくりスタートです。 今回のポイントは「一年間使えるものを目指す!」「この2日間で完成させて持って帰る!」こと。 そのためには、丈夫で、持って帰る途中で壊れたりしない形、実際にお部屋に飾ることを想像する、などなど、いろんなことを考えなきゃいけません。 隊員のみんなも、心なしかいつもより少し集中して工作に取り組んでいるように見えました。

集中力を高めるための隊長のゲームから始まりました。
これは「崎陽軒じゃんけん」の場面。グーチョキパーが揃うとシウマイができて「いただきます」をします。
成功してよろこんでる様子です。
工作スタート。まずはカレンダーのリメークに挑戦です。
半紙の下に落ち葉を置いて上からクレヨンや色鉛筆でこすります。
葉脈や葉の形が模様となって浮かび上がります。
色を変えたり並べたりすると、この通り。素敵です。
カレンダーリメークがテーマなので、大胆に切り離します。

手を動かしながらそれぞれの目指すものが見えてきたくらいで、1日目の工作タイムは一旦終了。そのあと大浴場でのお風呂に、食堂で夕ご飯。 この日のメインメニューは鶏のから揚げ。しっかり食べて2日目の活動に備えてぐっすり休みました。

隊員が工作している間に、厨房では夕飯の準備が進みます。
夕飯のメインは鶏の唐揚げ。
合間のクイズ対決では大人気ないサポーターの勝利でした。勝負の世界は厳しい。

2日目

1日目の午後から降り出した雨は、朝も止まず。 ガラス越しに雨模様の野島を見ながら、いつものラジオ体操で一日が始まりました。

ラジオ体操も人それぞれ。
当然サポーターも一緒に食べています。

朝食の後、研修室でカレンダーの工作の続きと「ブンブンごま」作りを始めました。 カレンダーは残りの作業時間に合わせて完成イメージを修正。 ブンブンごまの材料には、横浜市内の公園の樹木の剪定で出た枝を使いました。輪切りにするためにノコギリを使いながら、道具の正しい使い方や、その大切さを学びました。

道具の使い方と同じくらい、体の動かし方も大事な学びです。
穴あけコーナー。覗き込んでますが、ドリルを使うときは離れてもらいます。
カレンダーを持ってこなかった隊員はモビールを作っていました。
完成カレンダー。マスキングテープの使い方が大胆です。
完成カレンダーその2。なんとブランコになってます。最優秀ギミック賞です。
ブンブンごまの遊び方講座。この後すぐみんなできるようになります。
写真だと分からないけど、ビュンビュンです。

カレンダーとブンブンごまが完成したあと、最後の工作「エコバッグ作り」をしました。
以前サポーターが手作りした探見隊ロゴ入りエコバッグに、絵の具で絵を描いたり色付けをしました。 使ったのは扱いやすい水性の絵の具で、乾くと耐水性に変わるので野外での活動にも使えるバッグになりました。 スタンプのように落ち葉の模様をつけたり、手形をとったり、思い思いの発想で世界に一つのエコバッグを作り上げました。

一旦片付けて、最後のエコバッグ作り。ここからは絵の具を使います。
工作用紙と落ち葉でスタンプを作ります。
葉脈がキレイに出るように試しながら押していきます。
大きな葉っぱもキレイに形と模様が出ていて、さすが出来栄えです。
正直、想像以上にみんなステキに作ってくれました!
そしてこれも楽しみ方の一つということですね。

いつもの自然工作以上に集中して「ものづくり」に取り組んだ2日間。 その分、実用性のあるものに仕上がったように思います。そしていつもながらに、色使いや形、モノの使い方などから、子どもたちの豊かな感性や発想を感じることができました。 今回出来上がったオリジナルアイテムが、次のみんなの1年を楽しく彩ってくれることを願ってます!

枝に引っ掛けて絵の具を乾かしてます。終わる頃には晴れてくれました。

スペシャルムービー

感想アンケート

感想など、お声を聞かせてください!

タイトルとURLをコピーしました